先月の読書。
大戦中の日本を舞台に、陸軍内に設立された架空のスパイ養成学校"D機関"。
この組織を設立した伝説のスパイ結城中佐と、この組織でスパイとなった若者が、大戦末期の
東京・横浜・上海・ロンドンで情報戦を展開する・・・というお話。
"職人スパイ"ともいうべき登場人物たちの緊張・決断が面白い。これは現代にもあてはまる。
- 現場のスパイ ・・・ 自分の目で見、耳で聴き、任務遂行・生存のためにスピーディに決断する
- ボス(結城中佐) ・・・ 部下の動きを想定・把握し、危険に対して事前に手を打つ
現代はほぼ日常的に情報戦が展開されていると言っても過言ではない。
それが直接死につながらないにしても、生命を賭して動くくらいの気持ちも必要なのだろうなぁ・・・
なんて。
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